―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A certain civilian's DIARY
2018年 8月 26日

皆、街から避難してしまったが、私は避難なんてご免だ。
避難所に行った所で、マズい食事しか食えやしない。

ここにはコンビ二から盗んできた酒も食料も煙草も有る。
ガスこそ止まってしまったものの、蛇口をひねれば、水が出る。
電気が通っているお陰で、1人の夜も怖くはない。
気分転換に大好きな音楽だって聴くことが出来る。

だからこそ、今はわざわざ生活水準を下げる必要は無い。


2018年 9月 3日

廊下側に通じる痛んだ扉を板で打ち付け、
醜い化物共の進入を防ぐ事にした。

大半の連中は諦め、私を付け狙う事は無くなった。

ただ、「奴」は
一日に数回のぺースで、
物音も立てずに板の隙間から覗き続けている。

まったく気持ちの悪い化物だ。 腹が立つ。
今日からあいつの事を「ストーカー野郎」とでも呼ぶか。


2018年 9月5日

無視し続ければ、いつかはストーカー野郎も飽きるに違いない。
あんな奴の為に貴重な細胞壊死弾を無駄にしたくないしな。


2018年 9月 12日


バカな自警団がへリから生存者を捜していやがったが、
あいつらを信用するなんて、私には出来なかった。
奴らは私が必死で収集したCETOの武器やデータを利用する気だろう。


2018年 10月 24日

最近じゃ、ほとんど食料も残っちゃいない。
そろそろ、この場所を離れないと・・・