第二回 : ヴァイオリン型の悪魔 (2004年5月4日)
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生態の説明

史上最凶のクリーチャーの1つとしてEPISODE1に登場する「ヴァイオリン型の悪魔」。

見た感じは「カブトガニ」や「カブトエビ」に似ているものの
尾索動物亜門から派生したという設定である以上
実在する生き物ならホヤに近い仲間だったりします。

ホヤの幼生はオタマジャクシ型で海中を浮遊していて、
成体
になると岩肌に癒着して、心臓のような、グロい姿に変貌を遂げる。
それと同じで、このヴァイオリン形の生物は幼生、むしろ子供。

*もっとホヤを詳しく知りたい方はググればおk



ホントはもっと頭数が多かった。

構想段階では、もっとワサワサと生理的嫌悪感をそそる
そう、例えるなら「蚊柱」みたいな状態を演出する予定だった。

Action scriptを用いて一個体一個体をランダムに動かす事は可能だが、
ランダムだからこそ、一匹一匹の挙動が予測不能で、たまにオカシナな事に。

逆にコピペで複製したとしても、結局は無駄な容量を積み上げる結果となり、
非常に動作が重杉になってしまう。

このままでは、あまりにも期待外れな出来になってしまうと判断して、
最終的には一画面の頭数を減らす事にした。

はっきり言ってFLASHと云うツールでは
外部から取りこんだ素材を用いたクリーチャーがアホみたいに群れるシーンを
完全な形で表現するのは非常にキツイのである。(切実に無理
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MAKING OF EVIL SPIRIT HUNTING
【EVIL SPIRIT HUNTING 制作秘話】